水辺総研

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令和4年度 都市景観大賞「都市空間部門特別賞」を受賞しました

「都市景観の日」実行委員会が主催する「都市景観大賞」に、水辺総研が水辺を活用したまちづくりに関する検討支援業務を担当した竹芝地区が『都市景観大賞特別賞 「都市景観の日」実行委員会 会長賞』を受賞しました。

都市景観大賞とは、良好な景観の形成に資する普及啓発活動の一環として、平成3年度より毎年度実施されている表彰制度です。景観に関する優れた地区・活動に対し、「大賞」「優秀賞」等を授与し、更なる取組の契機としていただくとともに、良好な景観の形成が推進されることを目的に、全国に広く紹介しています。

 

審査講評

応募地区は東京都の旧芝離宮恩賜庭園を含み、竹芝桟橋 までのかなり広い地区である。今回の応募はこの範囲で 展開されているエリアマネジメント組織である ( 一社 ) 竹 芝エリアマネジメントを中心として、19 者の連名でなされ た。広い地区内で近年進められた目立った二つの開発があ る。一つが都が行った事業提案募集に基づき進められた東 急不動産と鹿島建設などによる「東京ポートシティ竹芝」 であり、もう一つは JR 東日本などによる「ウォーターズ竹 芝」である。両者の間に位置する都立芝商業高校も応募者 に名を連ね、学校敷地の一部では環境緑化など地域に開か れた造りが見られる。先記の二つの大規模開発は同じ時期 に進められたにもかかわらず、景観としての協調や調整な どはほぼ見られない。ただ通常は個々バラバラの開発はバ ラバラのままであるのだが、この地区の場合、地区全体が マネジメント団体としてまとまり、様々な活動が地区内各 所で連携して展開されつつある。狭い意味での景観として の成果は限定的であるものの、人々の活動まで含めた景観 という意味では今後に期待できる。都市の景観づくりとし てこれら取り組みの意義を認め、それが成果を挙げつつあ る状況と評価し、特別賞としたものである。(高見氏、岸井氏)

国土交通省からのリリースはこちら

 

 

2022.06.01