news
New year Message 2023
岩本 唯史
コロナ禍は社会に大きなインパクトを残しました。 例えば隅田川の川沿いを歩く人走る人は以前に比べて多くなったように身近な水辺の魅力が逆に注目されたという意味でポジティブに受け止められる部分もあります。観光は大ダメージを被りましたが、世界中がコロナを経てもなお移動を求めているのは間違い無く、例えば日本の水辺の自然との向き合い方や、ゆたかな日常生活の体験によって多くの人たちをインスパイアしたいものです。 水辺はチャンスに満ち溢れています。規制緩和によって水辺が使いやすくなったことで、どのようなインパクトを地域が望むのか?これまでにない価値をどう生み出せしていくのか。水辺総研は新しい時代を見据えて、みなさまと水辺のイノベーションを起こしていきます。
滝澤 恭平
これまで実践を行ってきた都市の水辺再生について博士論文を書き上げることができました。地域独自の様々な水辺の価値を創出するには、スチュワードシップという市民の主体性、自律性を表す概念がとても重要だと考えています。最近は、グリーンインフラなど水辺以外の仕事の幅も増えてきました。われわれは水辺を単なる空間ではなく「境界領域」として捉え仕事を重ねてきましたが、まちと河川、土木と建築と造園、自然と地域社会など境界領域をつなぎ、持続可能な領域としてメンテナンスすることに関心が高まっていると感じます。そのような場所を都市に生み出していきたく、ぜひ、みなさまと様々な協働、共創を行っていきたいと願っております。